望結(みゆ)のニュース

みゆのブログ

どんな批判を浴びるか分からないし、パークの先行きに暗雲が垂れこめる。

望結です、レジャー業界では破天荒な数字だ。
何しろ当時、首都圏の主要遊園地の年間来園者を足しても1500万人程度。
鉛筆をなめて作った数字だろうというメディアもあった。
もちろん好意的な報道もあったが、広報担当だった私は辛口の批判の方をよく覚えている。
記憶にあるのは開園前の取材。
写真週刊誌から高橋政知社長に依頼が来て、私も同席した。
辛口の質問はなかった。カメラマンが社長にバンザイをしてくださいという。
開園バンザイと記事を締めくくるのだと思った。
ところが……。
発売された週刊誌を開いてうわっと叫んた。
バンザイ写真とともに紙面に躍ったキャプションは倒産宣言。
両腕を持ち上げてお手上げというわけだ。
社長は面白がったが、私は激怒して発行元の出版社に抗議に行こうとして止められた。
その社長も取材の甘い批判記事を載せた経済誌の取材には二度と応じなかった。
ゆえなき誹謗や中傷に対しては闘うぞ、と私は燃えていた。
4月15日の開園からにぎやかな夏休みが過ぎ、秋が来た。
来園者数は順調に伸びて、9月には500万人目のゲストを迎えた。
アトラクション32、レストラン27、ディズニーのキャラクターグッズなどを扱うショップ39。
コンテンツには自信があった。
だが1千万人は非常に高いハードルだ。
社内ではいけるとの観測 と無理かなという弱気な見方が交錯した。
目標に届かないと、どんな批判を浴びるか分からないし、パークの先行きに暗雲が垂れこめる。
年が明けて84年になった。
年末年始のイベントが終わり、寒さが厳しくなった。
目標達成は微妙だった。
実を言うと私は社内の役職者に休みを取ってお金を払って入場してと呼びかけようと思っていた。